第三十三回こんぴら歌舞伎@旧金比羅歌舞伎大芝居(金丸座) 前編

  • Day:2017.05.04 22:22
  • Cat:Travel
GW最中の八十八夜を過ぎまして、もう蛙が鳴き始める頃ですが、
先月四国こんぴら歌舞伎に行って参りました。
かなり遅い情報になりますが、ご報告致します。。
その前日は、関東で大雨

DSC_0028.jpg

十数年ぶりに訪れた小田原城もこんな感じ。
「晴れ女」と自負していただけに、地元の衝撃的な風景に圧倒。。。

IMG_20170410_074204.jpg

翌朝はこの通りのお天気の中、高松へ。

IMG_20170410_104134.jpg

小雨パラつく微妙なお天気でしたが、こんな景色も
IMG_20170410_104055.jpg

今治造船をはじめとする四国の企業はもとより、
しっかり幟がたなびいておりました。
東海道つながりですと、清水次郎長一家もこんぴら参りをしていたそうな…
(無理矢理過ぎますが…)

IMG_20170410_102333.jpg

あまりにも早朝だったので、フライングうどん。
鳴門わかめの存在感。温泉玉子も埋もれそう。

IMG_20170410_103517.jpg

実演ありきの、「こんぴらうどん」で
わかめうどんを美味しくいただきまして。
(おでんについては、ちょっと迷いました…)

IMG_20170410_104514.jpg

いよいよ、こんぴらさんの歌舞伎。
ちなみに、旧金毘羅大芝居は、天保6年(1835)に建てられた、
現存する日本最古の芝居小屋。

IMG_20170410_105049.jpg

流石のこんぴら歌舞伎、提灯の絵柄にも吃驚。
鶴のマークの団扇もいただきましたが、
かなり馴染んでいます。
呼び子さんもなんだか手慣れている感じ。
毎年のことだからでしょうか…。

IMG_20170410_105650.jpg

チケットは、S席(1回東出席、西出孫席、2階前舟)
A席(1階平場、2階中舟、青田組)
B席(2階後舟)と分類。

こんな感じで、座布団と座椅子のような席があるのですが、
私は今回初めてということもあり、東西関係なくでチョイスし、
敢えて横から、拝見致しました。
スポンサーサイト

皐月の萩@松下村塾 追記

  • Day:2015.06.02 21:23
  • Cat:Travel
御縁をいただき、訪れた初夏の萩@松下村塾

201505Hagi005.jpg

講義の間にそびえる白き吉田松陰像の前、
思わず襟を正して座しました。

201505Hagi007.jpg

松下村塾のある松陰神社の敷地内には、目に鮮やかな孝行竹。
「この竹は根が横にはびこらず親竹の周りのみに竹の子が育つ。
親を守る竹という意味で孝行竹という」とのこと。
「忠と孝を本と為す」象徴のよう。

201505Hagi009.jpg

「親思ふ こゝろにまさる 親ごころ 
けふの音づれ 何ときくらん」
江戸在獄中の、1859年(安政6年)10月20日付、
父・叔父・兄らに宛てた書状に記された歌。
刑が執行される1週間ほど前に詠んだものだそうです。

201505Hagi015.jpg

松本川を横目に、萩市内を訪れ
萩博物館では特別展で吉田松陰の書簡を拝見。
小田村伊之助(楫取素彦)、高杉晋作、久坂玄瑞の筆跡を辿りましたが、
妻女からの返信もあるのでしょうか…。

志士の聖地を訪れ、感じ入ったのは
忠孝を祖とする儒教精神。

「おもしろき こともなき世を おもしろく 
住みなすものは心なりけり」

動けば雷電の如く、発すれば風雨の如しといわれた人と
尼僧の合作の歌が、フラッシュバック。
世に棲む日日』を読み返す今日このごろです。。

皐月の萩@松下村塾

  • Day:2015.05.29 19:33
  • Cat:Travel
先週末は、御縁をいただき、山口県に初上陸。
吉田松陰ゆかりの地、巡礼の旅。

201505Hagi001.jpg

まずは、松下村塾からスタート。
吉田松陰の叔父にあたる玉木文之進が、
1842年に自宅で私塾を開いたのが始まり。
後に松陰の外伯父にあたる久保五郎左衛門が継ぎ、
1857年(安政4年)に28歳の吉田松陰が引き継ぎ、主宰。

201505Hagi002.jpg

(俸禄がある武士なので)一切月謝を取らず、誰でも無料の私塾。
吉田松陰が92名の塾生達の指導に当たったのは、わずか2年余り。
それでも、塾生、門下生からは、内閣総理大臣を筆頭に、
多くの国務大臣、大学の創業者を輩出。

201505Hagi011.jpg

明治維新胎動の地であります。
(題字は、明治百年を記念した
当時の総理大臣・昭佐藤栄作氏によるもの)

201505Hagi003.jpg

この地域が松本村と呼ばれていたことから
松下村塾という名になったとのことですが、
その名のとおり、松の下にある塾。

201505Hagi004.jpg

講義の間は八畳一室。
(塾生の増加によって、十畳半と土間一坪を増築)
門下生の松浦松洞(亀太郎)の筆による肖像画が掛け軸に。
部屋に入った瞬間。
竹に記された『松下村塾聯』が目に飛び込んできました。

「自非讀萬巻書 安得為千秋人
自非軽一己勞 安得致兆民安」
(万巻の書を読むに非ざるよりは、寧んぞ千秋の人たるを得ん。
一己の労を軽んずスに非ざるよりは、寧んぞ兆民の安きを到すを得ん。」
黒船が来た際、すべてを捨て
下田踏海を試みた人の言葉だけに、含蓄があります。
まさに、知行同一の精神。27歳のときの言葉。
「そもそも吾の塾を開きて客を待つは、
一世の奇士を得てこれと交わりを結び、吾の頑鈍を磨かんとするにあり」

201505Hagi006.jpg

不思議な御縁で、松陰神社の上田宮司様からも、
講義の間でお話いただきました。
明確な目的意識を持つことの重要性、
立志の教え、対話形式の教授法、
そして『留魂録』にみる、おのおのの四季(死期)。

201505Hagi010.jpg

松陰神社には、主な塾生、門下生が奉斎されています。
吉田松陰生誕百八十年の現在。
五十柱が御祭神となっているとのこと。

201505Hagi016.jpg

ガイドの方にご案内いただき、
杉家(吉田松陰の生家)、門下生、塾生の
ゆかりの場所をめぐり、団子岩、
萩市内を見はるかす丘に立ちました。

201505Hagi017.jpg

傍らに、生涯「松陰先生門下生」と
称した人の揮毫した石碑。
初めて訪れた初夏の萩は、
翠竹蒼松の美しさ、
夏蜜柑の香りに包まれていました。

花みどりの里

  • Day:2015.05.21 18:22
  • Cat:Travel
皐月も半ばを過ぎ、沖縄は梅雨入り。
東京の夏日日数は記録更新中ですが、
今更ながらGWの旅模様をアップ

ashikaga_2015May006.jpg

初夏を告げる風物詩として、毎年恒例になった
ふじのはな物語@あしかがフラワーパーク
一昨年、昨年に引き続き3回目となります。

ashikaga_2015May010.jpg

CNNが選ぶ世界の夢の旅行先
9箇所のひとつに選ばれたこともあってか、
例年以上の人出で賑わっていましたが、
地元紙によると、GWだけで30万人とのこと…。

ashikaga_2015May012.jpg

栃木県天然記念物の大長藤も健在。

ashikaga_2015May011.jpg

長藤の花房は、1.8mにも成長するそう。
「優しさ」「歓迎」が、藤の花言葉。
「決して離れない」という裏意もあるのだとか。。

ashikaga_2015May014.jpg

この日、少しだけ雨が降り、止んで。
白藤、緑のコントラストが青空に映えます。

ashikaga_2015May018.jpg

昨年みた最盛期に比べると、藤の見頃は若干過ぎたよう。
おかげで、他の花々にも目がいくように。

ashikaga_2015May019.jpg

咲き渡るツツジ。

ashikaga_2015May024.jpg

シャクナゲ。

ashikaga_2015May022.jpg

クレマチス。

ashikaga_2015May017.jpg

きばな藤とシャクナゲの組み合わせも絶妙。

花は一瞬にして笑みをもたらし、緑は穏やかな安らぎをもたらす。
花みどりの心、樹恩の精神をもつ園長との御縁をいただき、
今年も素晴らしい思い出に恵まれました。感謝。

ashikaga_2015May021.jpg

日が陰り、少しライトアップされた藤も艶やかで
ライトアップした姿はどんなに美しいかと妄想し、
来年は、夜の藤を観に来られたらと勝手に期待

「いにしえの ゆかりを今も 紫の ふじなみかかる 野田の玉川」
「紫の 雲をとやいわむ 藤の花 野にも山にも はいそかかれる」

足利の地、訪問3度目にして、
ふと足利義詮の和歌を思い出しました。

岩手てしごと旅④

  • Day:2015.04.03 05:44
  • Cat:Travel
岩手てしごと旅のラストは、
宮沢賢治にゆかりのある光原社

150214_041.jpg

光原社初代当主・及川四郎が、宮沢賢治とは
盛岡高等農林(現岩手大学農学部)の同窓の仲。
農業テキストの出版事業をしていた及川氏が、
県立農学校の教諭をしていた宮沢賢治に
テキストを売り込みに行ったところ、
童話の原稿見せられたのが、
『注文の多い料理店』出版の契機に。

150214_044.jpg

宮沢賢治の生前唯一の童話集が出版された地。
四方八方、懸命に売り込みをはかったそうですが、
当時は経済的成功とはほど遠く
作家(宮沢賢治)自らが二百冊買い取ったのだとか。
現在は、南部鉄器、漆器をはじめ
全国、海外からの「良きもの」を集める民芸品店になっています。

150214_045.jpg

中庭には、喫茶店とマヂエル館。

150214_042.jpg

「賢治に捧ぐ」
柚木沙弥郎の絵画作品が展示。

150214_043.jpg

『注文の多い料理店」の初版本、
関係資料を中心に、賢治直筆原稿、
写真、書籍などもありました。

150214_046.jpg

「まことのことばはここになく
修羅のなみだはつちにふる」

如月の残雪の中、まみえた『春と修羅』の一節。
いま改めて言葉の力、つよさを実感する卯月の候です。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。