平和の響♪

  • Day:2013.09.30 06:36
  • Cat:Music
日曜日はベトナム国立交響楽団(VNSO)
一橋大学兼松講堂公演へ

日本ベトナム外交関係樹立40周年記念し、
音楽監督兼首席指揮者、本名徹次氏のもとに行われている
東北から関西までの日本ツアーのひとつです。


今回の会場は、関東大震災の直後に、
復興の証として建設された兼松講堂

130929_001.jpg

西洋のロマネスク様式を基調としながら、あちこちに
動物(?)のレリーフが用いられ、どこかオリエンタルな雰囲気。
「建築進化論」を唱え、築地本願寺や湯島聖堂等を設計し
建築界で初めて文化勲章を受章した建築家・伊東忠太の代表作
国登録有形文化財でもあります。

130929_002.jpg

コンサートの冒頭に演奏されたのは、日本とベトナムの国歌

第一部は、ベトナム民謡をもとに、弦楽四重奏曲として
編曲された『入寺』からスタート
2010年に奈良・東大寺大仏殿で行われた
「ハノイ建都1000年・平城遷都1300年記念・日越文化交流演奏会」
で初演されたそうですが、抒情的な鐘の音が印象的でした。

その後、芥川龍之介の三男である芥川也寸志が
父の作品をもとに作曲したバレエ音楽『蜘蛛の糸』を演奏


蜘蛛の糸蜘蛛の糸
(2012/09/27)
芥川 竜之介

商品詳細を見る


今回、ベトナム政府から芸術家として勲章を受けている
美人女優レ・カインさんによる麗しい朗読も、
演奏の中に組み込まれていました。
日本では初めての試みなのだそうですが、
音色だけでなく言葉の響きも、深く心にしみ入りました

休憩を挟み、第二部ではベートーベンの
『交響曲第5番 ハ短調 作品67』を演奏

アンコールでは、『会津磐梯山』が演奏され、ちょっとビックリ

ラストに演奏されたのは、ベトナムの民謡『Xe Chỉ Luồn Kim』
日本の演歌を彷彿とさせる音の響きに、懐かしさを覚えました。

今度は是非、ハノイのオペラハウスで演奏を…。

新たな愉しみを見つけた秋の休日でした
スポンサーサイト

雨の夜のガーシュイン。

  • Day:2012.05.26 00:51
  • Cat:Music
先週末。

ポツポツ五月雨の中、
代々木公園ちかくにあるHakuju Hall

300席のコンサートホール。
世界初の全席リクライニングシートを採用
ヘルスケア商品を取り扱う白寿生科学研究所が
運営するだけあって、こだわりがあるようです。

さて、『佐山雅弘&三舩優子 Piano Combo“ラプソディ・イン・ブルー”
~2台のピアノによるガーシュイン・ナイト~

「アイ・ガット・リズム変奏曲」
「へ長のコンチェルト」
「ラプソディー・イン・ブルー」 等を演奏 

佐山雅弘さんはジャズ、三舩優子さんはクラシック。
色調の違いを音で感じ、うねりを体感。

そして、ガーシュインで思い浮かべるのはジーン・ケリー。


巴里(パリ)のアメリカ人 [DVD]巴里(パリ)のアメリカ人 [DVD]
(2000/11/23)
ジーン・ケリー

商品詳細を見る


もちろん「パリのアメリカ人」も演奏

今回、会場に2台のピアノを搬入するため、
クレーンで1台約250kgのピアノを7階まで運び込んだそうです。

雨の雫に、流れ落ちるような旋律。

『旋律が私の指からしたたり落ちてくる』

そんなガーシュインの言葉を思い出しました。


日食つれづれ。

  • Day:2012.05.22 23:57
  • Cat:Music
昨日、平安時代以来の規模で観測された金環日食
周りまわって、私のもとにもこんな画像が…

20120522.jpg

ステキ過ぎます。。

この写真を見て、ふと思い出したのが
『ニーベルングの指環』

上演に約15時間を要する作品

ワーグナー(Wilhelm Richard Wagner)が
35歳の1848年から61歳の1874年にかけて作られ、
4部作完結まで、26年を要した傑作です。

この中の「ワルキューレ」は、
映画『崖の上のポニョ』にも使用されていました

崖の上のポニョ [DVD]崖の上のポニョ [DVD]
(2009/07/03)
不明

商品詳細を見る


そういえば、今日はワーグナー生誕から199年。
(来年はお祭りですねw)


『仕事をする時は上機嫌でやれ。そうすれば仕事も捗るし、身体も疲れない』

そんなワーグナーの名言を思い出した今日このごろです。。




春立ちぬ。

  • Day:2012.03.26 22:12
  • Cat:Music
立春を迎えたとはいえ、まだまだ肌寒いこの時期。
ヤナーチェク作曲の『シンフォニエッタ』をふと彷彿。

レオシュ・ヤナーチェクはチェコの東部に位置するモラヴィア出身で
民族音楽の収集家としても知られています。


1Q84 BOOK 11Q84 BOOK 1
(2009/05/29)
村上 春樹

商品詳細を見る


村上春樹の小説の中にも登場していましたね。

ヤナーチェクといって思い起こしたのが、
『存在の耐えられない軽さ』というタイトルの物語。
フランスに亡命した作家ミラン・クンデラが1984年に発表した小説が原作で、
フィリップ・カウフマンによって映画化。
ヤナーチェクの音楽が、そこはかとない雰囲気をうまく醸し出していました。

そういえば。
10数年前、プラハを訪れた際、
夕闇迫るカレル橋からみる情景の美しさに心とらわれました。
「閉塞感」という表現では収まりきれない、
内に秘めたエネルギーをいたるところで感じたのをよく覚えています。


そんなことを考えつつも、
春立ちぬ、今日このごろ。。





N響に行ってみたり。

  • Day:2012.02.23 22:06
  • Cat:Music
少し前のことですが。
縁あって、NHK交響楽団定期公演へ

指揮者は、フランス人指揮者のベルトラン・ド・ビリー。

今年はドビュッシー生誕150周年ということもあったのか、
「牧神の午後への前奏曲」をお披露目
この曲は、ドビュッシーが敬慕していた詩人エティエンヌ・マラルメの
『牧神の午後』がモチーフ。
ちなみに、『牧神の午後』は、バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)の作品でもあります。
天才と称されたバレエダンサー、ヴァーツラフ・ニジンスキーが初めて振付け、主演を務めました。
彼の半生を描いた山岸涼子さんの漫画を思わず彷彿。

牧神の午後 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)牧神の午後 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)
(2008/03/27)
山岸 凉子

商品詳細を見る


その後、プロコフィエフ「ヴァイオリン協奏曲 第一番 ニ長調」を演奏し、
休憩を挟んで、
シューベルトの交響曲第8番ハ長調「ザ・グレート」

ヴァイオリニストのイザベル・ファウストさんは
心底楽しそうに演奏されていて、観て聴いてウットリ

シューマンはこの曲をジャン・パウルの小説にたとえ、
「すばらしい長さ (天国的な長さ)」と賞賛したと言われていますが、
未熟な私的には交響曲第7番の方が好み。
何といっても『未完成』。
190年前に作られた作品ですが、
天才が遺した未完の交響曲は、そこはかとない魅力に溢れています。

日頃は地味にNHK-FMを楽しんでいるのですが、
やはり行って直に聴くことに越したことはないと改めて実感いたしました。。。


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。