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熊野小紀行 後篇

  • Day:2011.05.11 23:33
  • Cat:Travel
引き続き、熊野の旅。
いよいよ那智大社へ。

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杉木立と石段が約640メートル続く、大門坂を歩きます。
途中、近畿日本ツーリストのクラブツーリズムの人たちやワンゲル集団と遭遇。

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熊野十二所権現、飛瀧権現を併せ祀る熊野神社の御本社。

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境内には、樹齢850年という楠の木。

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根元に空洞があり、ここを通り抜けるのが、「胎内くぐり」。
無病息災、長寿を願う樟霊社になっているのだそう。

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西国巡礼の一番札所、青岸渡寺。

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境内をまわると、那智の滝が。

ちなみに、白洲正子さん著の『西国巡礼』の中に、こんなくだりがありました。
「西国第一番の札所、青岸渡寺は、滝からすこし登ったところにあり、車を降りて、石段を五百段ほど登らねばならない。下の茶屋で、杖を貸してくれる。本来なら、巡礼に欠くことのできない持物だが、このごろはすべてインスタントになった。が、借りた以上は返すとき、ジュースの一本も飲まねばならない。これはどこでもそうなのだが、まことに人情の機微を心得た商売だと思う。
こういう場所には、いろいろな職業が生れる。「先達」と呼ばれた旅先案内人、「熊野比丘尼」の名で代表される宣伝者たち、信仰と慣行をかねた便宜は、昔から、揃っていた。」

周囲を見渡すと、今ではあまり目にすることが少なくなった観光名所の写真屋さん。

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坂の下には、お土産物屋さん、軽食を出すお茶屋さんも。

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人気はやっぱり那智の黒あめ。

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鳥居があり、下り坂の石畳を進むと…、
さらなる鳥居の向こうに瀧。

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瀧が、ご神体。
さらに、拝観料を払って奥に進むと…、

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延命長寿の水。

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拝所に進み、拝謁。

古来より、清も濁も受け容れる熊野。
「蟻の熊野詣」といわれるほど賑わった所以も頷けました。

『西国巡礼』を読んだためもありますが、やはり心に浮かんだのはこの歌でした。

「ちぎりあれや 山路のを 草莢さきて 
種とばすときに 来あふものかも」 釈迢空(折口信夫)


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