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倭人と韓人~韓国企業篇~

5月12日のことですが。
明治大学で行われたグローバル・マーケティング研究会に足を運びました。

もともとは、知人の紹介で参加させていただいた明治大学経営学部大石芳裕教授の研究会。 
2009年9月の「キリンビバレッジの海外事業と商品」を皮切りに、可能な範囲で参加させていただいています。
参加するたびに新たな発見があり、大石教授の知見、そして細やかなお心遣いとサービス精神にノックアウト☆される会。
ひさびさに参加し、その近日中に遭った新たなテーマと共通する点、乖離する点があったので、それを備忘録として明記したいと思います。

さて、第40回グローバル・マーケティング研究会の講師は、
前日本サムスン顧問で、エムアイ総研代表の石田賢氏。
お題は、「サムスン強さの秘密─グローバルな組織・人材戦略─」。

学術的な分野や現実的なビジネス面で、サムスン研究に取り掛かられている方は多いと思いますので、別の見方から入っていきたいと思います。

サムスンは、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの世界的企業に成長。でも、その理由は、ウォン安、法人税率の低さに止まりません。半導体技術の強み、軸のぶれないマーケッティング戦略、ブランディングはもちろん大事と思いますが、一番大事なのは、そこに「働く人」。

倭人と韓人 (講談社学術文庫)倭人と韓人 (講談社学術文庫)
(2003/11/11)
上垣外 憲一

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上記のような本も出ていますが、国民性はどこの組織にもあらわれます。

講義では聞けませんでしたが、レジュメの中に書かれていた古代朝鮮の『檀君』神話が心に残りました。
「韓国人は、自分より上を見て頑張る精神。日本人は、自分より下を見て安心する精神。」といった言葉も、在日の親しい方たちを見ている手前、深く感じるものがありました。

また、一般的な日本企業では、自前で特許をとり自社技術開発する、いわゆる「作り込み」と「職人技」に重点があるというお話がありました。それに相反して、サムスンでは、技術そのものよりも各部門と連携を取り、製品販売スピードを加速させることが何よりも求められるとのこと。歴史的、地理的な背景もあるためか、「いかにして早く目標達成を遂げられるか」、ということについての緊張感、危機意識は、倭人(日本人)の比ではないと改めて感じられました。

とはいえ、韓国にあるすべての会社がサムスン、LGのような企業ばかりではありません。

石田さんの論文が掲載されていた『世界経済評論』の中にも、国際ビジネスブレイン代表取締役の方が、松下幸之助さんの言葉として、「成功している会社はなぜ成功しているか。成功するようにやっているからだ」という引用していました。サムスンは一部分だけではなく、全体で継続的に「成功するように」やっているからこそ、成功しているのだと思いました。「当たり前のことを当たり前として行うこと」こそが一番大事なのではないかと思います。

次回は、ほぼ対極にある日本企業について、「倭人と韓人」という見方で考えてみたいと思います。






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