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嘘。

第146回芥川賞を受賞した田中慎弥氏の会見が
ここ数日、かなり話題になっていました。

妙な違和感をおぼえていたのですが、
その後、たまたま目にした情報番組に田中氏の姿を発見。

受賞会見の振り返りを中心としたインタビューの終わり。
アナウンサーから手渡された色紙に
「足が絡まっても踊り続けろ。」という言葉を残していました。

映画『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』
主演のアル・パチーノは第65回アカデミー主演男優賞を受賞

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アル・パチーノ、クリス・オドネル 他

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見知らぬ女性に声をかけ、タンゴに誘う盲目の退役軍人・フランク(アル・パチーノ)。
「ステップを間違えてしまうのが怖い」と畏縮する女性に対し、
「人生と違ってタンゴに間違いなんてない。足がからまっても踊り続ければいい。」
と言い放ち、優雅なダンスを披露するのです

“No mistakes in the tango. Not like life. It's simple.
That's what makes the tango so great.
If you make a mistake, get all tangled up, just tango on.”

この台詞を座右の銘にしているということで、
田中氏の受賞会見での印象が一気に覆されました。

テレビの妙味は、生活空間に突如(時には暴力的に)
他者の存在を介入し、知らしめるところにあると
思うことがしばしばあります。

同じ姿・同じフレーズを何度も目にし、耳にし、焼きつけてしまうと、
物事を表層の部分でしか見えなくなってしまいがち…。

上手な嘘、下手な嘘に接したときにも。
その裏にある本質、他者の思いを推し量り、
慮っていくよう心がけたいと思います。


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