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残暑お見舞い申し上げます。

そろそろ暑さも峠を越す頃に。

夕刻、吹きわたる風を受けつつ、
茜色の空にたなびく雲を眺めていると、
『秋は、夕暮れ』という言葉を、しみじみ感じます。

さて、秋の黄昏に抒情を感じるのは、
清少納言をはじめとする日本人だけではありません。


W.B.イェイツも"Into the Twilight"という詩に取り上げていますし、
「昼」とも「夜」とも言い難い曖昧な時間帯「夕暮れ時(Twilight)」を
タイトルに冠した映画もありましたね。


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ドビュッシーは、アンリ・ド・レニエの詩に着想した
『3つの黄昏の情景(Trois scènes au crépuscule)』を
『夜想曲』の前身として構想。

リヒャルト・ワーグナーは、『ニーベルングの指環』四部作の終幕として、
『神々の黄昏(Götterdämmerung)』を創作しています。

先ほど、ふと、中国の唐代の詩人である
劉禹錫の詩を思い出しました。

「秋詞」

自古逢秋悲寂寥
我言秋日勝春朝
晴空一鶴排雲上
便引詩情到碧霄

古(いにしえ)より秋に逢えば寂寥を悲しむ
我は言う、秋日は春朝に勝ると
晴空、一鶴、雲を排して上れば、
便ち(すなわち)詩情を引きて碧霄(へきせい)に到らしむ



残暑厳しい日が続いておりますが、
どうぞ皆様、くれぐれもご自愛下さいませ。


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