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九一八

ピリピリ緊張が続く中、迎えた9月18日。
満州事変のきっかけとなった柳条湖事件が起きた日。

1931年、旧日本軍の謀略によって
南満州鉄道(満鉄)の線路を爆破され、
中国東北地方を占領されることになった
中国にとっては、『国辱』の日。

ふと、3か月前に瀋陽の九・一八歴史博物館で目にした光景を思い出しました。
中国人の多くが、遠足や修学旅行、観光などで訪れる場所です。


2012June_ss012.jpg

柳条湖事件はもとより、張作霖爆殺事件、
撫順炭鉱付近で起きた平頂山事件、土龍山事件、
清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀による満州国の皇帝即位まで。

当時を生きた人達が使用していた(と思われる)銃器や携行品、
多くの写真、映像資料に加えて、ジオラマや人形なども展示されています。

展示物はもちろん、その脚注、
入り口付近の[まえがき]、出口付近の[まとめ]として記されていた文章も、
私から見て、かなりショッキングなものでした。

『歴史を鑑として平和を待ち望み、日本軍国主義の復活を警戒する』という一文からも、
「未だ終わっていないのだ…」と改めて考えさせられました。

さて、81年目の当日。

918.jpg

九・一八歴史博物館付近の様子は一変。

相次ぐニュースを受けて、瀋陽・大連はもちろん、
各地に点在している友人や知人たちの状況が不安になりました。

事態が収束に向かうことを願うばかりです。

博物館の最後のコーナーに
3カ国語で記されていた[まとめ]の文章を引用します。

[まとめ]

展示館を出て行こうとする時、中国人なら、
おそらく誰でも心から血が流れ、頭に次々と疑問符が浮かぶだろう。
なぜ、日本帝国主義は大胆にも堂々たる大国である我が国に対して凶刃を向けたか?
ここにある写真は全て揺るぎなき事実であるのに、なぜ今に至っても歴史を直視せず、
ひいては、それを歪曲し、改ざんしている者がいるのか?
「立ち後れれば喰い物にされる」といわれるが、なぜ立ち後れたのか?
ここに展示されている犠牲者達の生前の写真は
大声で叫んでいるような気がする。
何を叫んでいるのだろう?
「国民がこの国の英雄を忘れた時、国民は滅びる」とか
「過去の苦難を忘れ去ったら、苦難は再び訪れてくる」とか
「自分から努力せよ、今から努力せよ」とか
「中華の振興については一人ひとりに責任がある」
というようなことを教えているのではないだろうか?


【参照】
・「瀋陽九・一八歴史博物館で鐘つきの式典挙行
(2012年9月18日 中国国際放送局)
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