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AIについて、愛思う。

日々、進化する人工知能(Artificial Intelligence)

人工知能を活用した掃除機、冷蔵庫などの家電製品、
さらには『とまちゃん』なるサイトナビゲーターも登場
先月は、こんなビックリニュースまで

「コンピュータは星新一を超えられるか」 
人工知能でショートショート自動生成、プロジェクトが始動 (ITmediaニュース)


さて最近、翻訳案件で増えているのが
「ネイティブチェックだけでも可能ですか?」
というお問い合わせ。

チェックをお引き受けしたケースの大半が、
「これは自動翻訳ソフトを使った機械翻訳を使用したものでは?」
と、疑わざるをえない文書になっています。
(もちろん、違うものもありますが…)
この場合、一から翻訳やり直しとなります。

機械翻訳をビジネスで使用するのは、
とてもリスキーな行為です

まだ、記憶に新しい人もいるかと思いますが、
以下のようなニュースも…。

「秋田→飽きた ナマハゲ→はげ頭病 『機械翻訳で…』誤訳多数 観光庁が東北観光博サイト閉鎖」
(産経ニュース)

「東北博の外国語HP、観光庁が一時閉鎖 誤訳相次ぎ」
(朝日新聞デジタル)


一度堕ちてしまったイメージや
信頼を回復するには、多くの時間と経費、労力がかかります。


日本国内の企業の多くは、マーケティングやイメージ戦略の重要性を熟知していますし、
専門の部署を設けている会社もたくさんあります。
その割に、海外のターゲット顧客(生活者)に伝わりやすいコトバを持って
グローバルに展開する組織は少ない印象を受けます。


例えば、「黒」という商品。
英訳の場合、「Black」とするか、「Kuro」とするか、補足説明を加えるのか。
売り方、販売ルートやツ―ルによって、変わります。
ローカライズが必要な場合もありますし、統一した方が良いように思われる場合もありますが、
戦略なしで現場任せになっていたりします。

また一方で、その国特有の固有名詞の知識も求められます。

例えば、日本国内の地図の外国語表記。

新宿区から制作委託を受けている
新宿未来創造財団の地図(英語)
によると、
日本語読みそのまま、"-dori"、"-kaido"といった表記がなされています。
(例:新宿通り "Shinjuku-dori" 、青梅街道 "Ome-kaido")

「通り」の名称、街道名については、国・地方公共団体において、
特に、統一ルールが設けられていないため、
〝Avenue"、"Street"が使用されている地図も数多く存在します。


翻訳もブランディングの一種であり、
会社・商品のイメージング、プロデュース作業。
商品知識はもちろん、その国の歴史・実情・文化に対する理解、豊富な語彙力、
コトバの置き換え能力に加え、リサーチ力も重要になります。

そして、売り手、買い手、世間(社会)への〝愛”が欠かせません。

人工知能(AI)が三方への愛を向けられる日が来るまでは、
私たちが粛々と、愛ある作業を進めていきたいと思っています



【参照URL】
「コンピュータは星新一を超えられるか」 
人工知能でショートショート自動生成、プロジェクトが始動

(ITmediaニュース 2012年9月6日)

「自治体初!『とまちゃん』が会話でホームページをご案内!
人工知能を活用したサイトナビゲーターを設置」

(埼玉県北本市リリース資料 2012年9月24日付け)

「秋田→飽きた ナマハゲ→はげ頭病 『機械翻訳で…』誤訳多数 観光庁が東北観光博サイト閉鎖」
(産経ニュース 2012年4月14日)

「東北博の外国語HP、観光庁が一時閉鎖 誤訳相次ぎ」
(朝日新聞デジタル 2012年4月14日)

新宿未来創造財団HP「新宿の観光」
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Comment

同感デス
水口さん
私の場合、建設関連の図面やらスペックの翻訳をいたしますが、相手に伝わる訳をすることを心がけてます。
最近、翻訳ソフトで作成した訳をそのままみたいな作品をみかけます。
やはり人間の感性が無いと、まだまだ完成品とはならないですね。
でも、機械の進化は脅威です。
  • 2012/10/04 12:58
  • SENZAKI AKIHITO
  • URL
SENZAKI AKIHITOさま

コメント、有難うございます☆
おっしゃる通りですね。
業界の知識や専門用語の理解度は大事ですし、伝える相手によってコトバも変わりますよね。感性も人それぞれですから。
そして、ロボットの進化も凄まじいと思います。
  • 2012/10/05 08:46
  • umi
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